不眠・むずむず脚症候群とは 群馬県高崎市【ふるた内科脳神経内科クリニック】

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不眠・むずむず脚症候群とは

日本人の約5人に1人が不眠の症状をもち、約20人に1人が睡眠薬を使用していると報告されています。慢性的な不眠は(ホルモン異常により)高血圧症や糖尿病などの生活習慣病、心疾患、うつ病など様々な疾患の発症リスクを高めることが近年注目されています。積極的に不眠を治療することがこれらの疾患の予防に繋がると考えられます。

むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群とも呼びます)は、下肢の不快感および足を動かしたくて我慢できなくなる強い欲求から睡眠障害の原因となる疾患です。日本人の2~5%、全年齢でみられますが、高齢者また女性に多いとされます。パーキンソン病、鉄欠乏性貧血などを背景として生じることがあり近年特に注目されています。

不眠

原因

加齢に伴い、生理的な睡眠パターンに変化が生じ、睡眠深度が浅くなり、熟眠が障害されます。その結果睡眠時間が短縮し、夜中や朝方にしばしば目覚めてしまうことがあります。
不眠を起こす原因は加齢以外にも、うつ病・認知症・痛みや痒み・睡眠時無呼吸症候群・むずむず脚症候群・内服薬の副作用など様々な原因が挙げられます。

症状

睡眠障害は、「睡眠の異常によってさまざまな社会生活機能の障害が生じる病態の総称」と定義されています。

診断には、2014年に作成された米国睡眠医学会による睡眠障害国際分類(ISCD-3)などが用いられています。

ISCD-3では睡眠障害が以下の7系統に分類されます。

  • 不眠症
  • 睡眠関連呼吸障害(睡眠時無呼吸症候群など)
  • 中枢性過眠症(ナルコレプシーなど)
  • 概日リズム睡眠障害(睡眠相後退など)
  • 睡眠時随伴症(レム睡眠行動異常など)
  • 睡眠関連運動障害(むずむず脚症候群など)
  • その他

検査

不眠を訴える患者さんでは、不眠症状に対して睡眠導入剤を投与する前にその原因を同定し、対応することが重要です。必ずしも不眠=睡眠薬内服とならない場合が相当数あります。

まれに脳血管障害などの中枢病変が背景にあることもあり、頭部MRIを撮影して鑑別を行います。

※ 当院では自宅で睡眠時無呼吸の診断に必要な検査を行うことができます(フィリップス社PMP-300E)

検査

鑑別診断

一般的な睡眠障害は、入眠障害、頻回の覚醒や早朝覚醒のいずれかが一定の頻度と期間で続いているか、中枢性睡眠障害や薬物など睡眠障害を来す要因がないかなどを踏まえた鑑別が重要です。日本人の5人に1人が何らかの不眠に悩んでいるとの報告もあり、不眠は多くの人々が遭遇し得る大変ありふれた病態です。

治療方法

不眠症に対する睡眠薬治療は、従来のベンゾジアゼピン受容体作動薬中心の時代から、新規の睡眠薬である、メラトニン受容体作動薬とオレキシン受容体拮抗薬の3種類の薬を使い分ける時代にシフトしています。

むずむず脚症候群の治療には、薬を使わない場合と、薬物療法の2つがあります。

非薬物療法は、アルコールやカフェイン摂取を控えること、軽い運動、下肢のマッサージなどが有用です。

症状が強い場合や非薬物療法でも効果がみられない場合は、鉄剤やドパミン系薬剤(プラミペキソール・ロチゴチン)、非ドパミン系薬剤(ガバペンチンエナカルビル)などが使われます。

カフェイン飲料

予防法

就寝時間の確認、カフェインなどによって夜眠れなくなるような状況をつくっていないか、昼寝の時間を長く取りすぎていないかなど、睡眠に関連する昼間の出来事をきっちりと把握して指導していきます。
睡眠日誌をつけてチェックすることも有用です。

概要

院長 古田夏海 医学博士
標榜科 内科 脳神経内科 老年内科
所属 日本内科学会 日本神経内科学会 日本認知症学会
資格 総合内科専門医・指導医、
神経内科専門医・指導医、
認知症専門医・指導医
日本医師会認定産業医
住所 群馬県高崎市上小塙町字東原1061-1
電話 027-387-0100
アクセス JR高崎線、高崎駅より車で15分、駐車場25台有
連携
医療機関
高崎総合医療センター群馬大学医学部附属病院
前橋赤十字病院真木病院第一病院
公立藤岡総合病院 ほか
ご希望の医療機関への紹介状も対応いたします。

診療時間

予約がなくても診療いたします

診療時間 日•祝
9:00 ~13:00
15:00 ~18:00
※木曜日・土曜日は13:00までの診療になります。
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